落ち着く場所
~東京都練馬区下石神井~
ちひろの告別式の朝、夫の松本善明氏が「ささやかだが、ちひろの作品を人類の遺産として位置づけよう」とつぶやいた。
このことがキッカケとなり、一九七七年、飯沢匡さんを館長とする美術館が誕生した。
わずかに武蔵野の面影を残しているこの場所は、かつてちひろの住いのあったところ。
さして広くもない館内は土足厳禁となっていて、階段や廊下が迷路のようにつながっている。
あわいグリーンやうす紫の絨毯が敷きつめられた各展示室には家庭的でほのぼのとしたムードが漂う。
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