都市になだれこむ民衆 3
虚ろな目で地面に座り込んでいる老人、大きな荷物の上に重なり合って死んだように眠っている若者たち、乳飲み子を抱えた母親・・・。
みんな無気力で、テレビカメラを気にする様子もありません。
子供たちが集まってきました。
裸足の子もいます。
小学校2~3年くらいの女の子が私たちに地図を差し出し、買ってくれとせがみました。
通訳の王さんの話では"民工盲流"の子供たちのアルバイトだといいます。
地図を手にとって見ようとしたとき、私服警官が子供たちを追い払いました。
警官の話では、"民工盲流"が1番多いのは2月の旧正月明けだといいます。
旧正月に、地方の村には都会から出稼ぎの農民が帰ってきます。
テレビやステレオなどの±産を持ち帰った彼らは村では羨望の的となります。
そして先発の彼らから都会の景気の良さを聞いた村人たちが、年明けを待って都会に大挙して来るのです。
今年は100万人を超える"民工盲流"が、ここ広州駅に押し寄せてきたといいます。
驚いた当局は特別列車を仕立て、彼らを村に送り返しました。
しかし彼らは懲りずに再びやって来て、いまはもう打つ手がないのだといいます。