護法
護法を考えるポイントは、先の性空の説話で護法が毘沙門天から送られたものとすることでしょう。
もう少し詳しく書くと、性空の有能な召使いがほしいという願いに、毘沙門天は自分の春属を差し向けたのです。
ここから護法は護法神そのものではなく、その春属ではないかという推測ができます。
このことは延慶元(1308)年に成立した『是害房絵巻』からも確認できます。
震旦(中国)の天狗・是害房が日本の高僧を打ち負かそうとして失敗するという話の絵巻だが、是害房は高僧に挑むたびに護法に痛めつけられるのです。
尋禅飯室の権僧正のときには、僧が不動慈救呪を唱えていたため、金迦羅(濟迦羅?)と制唾迦という不動明王の春属の二童子にさんざんに打たれてしまう。
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